テディベアとは
’テディベア’という名前にはあまり定義はなく、クマのぬいぐるみ全般のことをそう呼びようです。
同じテディベアでも、型紙、布、サイズ、形、色などによって、全く違った雰囲気のものが出来上がります。
わたしが製作しているテディベアは、昔からヨーロッパなどで作られている伝統的なテディベア。首、腕、足の付根にジョイント金具が入っていて、縫製もしっかりしているので、100年以上保存可能と言われています。
製作はすべて手作業なので、作り手によって違いますが、仕上がるまで5〜7日ほどかかります。はじめて作る場合はこの何倍の日数を要します。
テディベア製作で一番面白いところは、テディベアの顔がいつも違うこと。作り手が同じでも、同じ型紙を使っても、いつも顔の表情や雰囲気が変わります。
温かい。優しい。お茶目。貫禄がある。いつも楽しそう。真面目。大人っぽい。強い。いたずらっぽい....。なかには仏のような顔つきのベアもいます。
なぜいつも顔が違うのかは、例えば
モヘアの違い、顔に入れる綿の詰め方、目の位置、鼻と口の刺繍など。
意図しても同じ顔にならないところが、この手仕事の面白いところでしょうか。毎回、どんな顔になるかワクワクしながら製作しています。
ベアの重さは230g前後。どっしり感があります。手に持ったときに、同じサイズの小動物の重量にすることで、リアル感を出します。
テディベアを作るときの土台となる型紙は、友人でもあるテディベア作家・利倉桂子さんの型紙を使用しています。
なお、WORKSHOPで使用する型紙は利倉さんの許可を得ています。
(利倉桂子さんのテディベア道具販売サイトはこちら。)
ちくちくベア・ワークショップの詳細はサイト内の「WORKSHOP I」「WORKSHOP II」をご覧ください。
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