テディベアとは

’テディベア’という名前にはあまり定義はなく、クマのぬいぐるみ全般のことをそう呼んでいます。

同じテディベアでも型紙、布、サイズ、形、色などによって雰囲気は違ってきますので、作り手がどんなイメージを持っているかが大切です。

わたしが製作しているテディベアは、昔からヨーロッパなどで作られている伝統的なテディベア。首、腕、足の付根にジョイント金具が入っていて、縫製もしっかりしているので、100年以上保存できると言われています。

製作はすべて手作業なので、仕上がるまで1週間ほどかかります。

テディベア製作で一番面白いところは、テディベアの顔がいつも違うこと。作り手が同じでも、同じ型紙を使っても毎回、顔の表情や雰囲気が変わります。

温かい、優しい。お茶目。貫禄がある。いつも楽しそう。大人っぽい。強い。いたずら好きな顔....。なかには観音様のような顔つきのベアもいます。

なぜいつも顔が違うのか。

それはモヘアの違い、顔に入れる綿の詰め方、目の位置、鼻と口の刺繍など、ちょっとした違いなのですが、意図しても同じ顔にならないところが、この手仕事の面白いところで、毎回、どんな顔になるかワクワクしながら製作しています。

ベアの重さは220g前後。どっしり感があります。手に持ったときに、同じサイズの小動物の重量にすることで、よりリアルなベアになります。

テディベアを作るときの土台となる型紙は、友人でもあるテディベア作家・利倉桂子さんの型紙を使用しています。

(WORKSHOPで使用する型紙は利倉さんの許可を得ています。利倉桂子さんのテディベア道具販売サイトはこちら。)


ちくちくベア・ワークショップの詳細はサイト内の「WORKSHOP」ページをご覧ください。

ChikuChiku bear

かばんに入れて一緒に旅をしたり、不安な夜は寄り添い、いつも話を聞いてくれるかわいい相棒、テディベア。そんな’わたしのベア’を作るワークショップを運営しています。ワークショップのご案内や日程、人とベアのまつわる話などをブログ形式で綴っています。

0コメント

  • 1000 / 1000